聖別・聖化‐クリスチャンとしての責任
クリスチャンの任務として聖別・聖化は最も大切です。罪に傾倒するのが人間の自然の傾向ですが、神の知恵により自分自身で聖別・聖化に対応する責任を荷うようにと私たちは選ばれたのです。“ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。”2テモテ2:21.
しかしどのようにして聖化のプロセスを踏むのでしょうか? どうして自己の責任なのですか? 恵みによって神は私たちを導くために聖霊と神のことばである聖書を与えてくださいました。聖化は一人一人違います、しかし聖化は全ての人が変えられなければならない分野に働く一般的訓練です。
聖別・聖化‐具体的なステップ
聖化のプロセスに最も大切なのが祈りです。私たちの心と肉体が弱いとき賛美と礼拝も私たちを聖別します。熱心で心を注ぎ出す賛美と礼拝は、私たちを神の霊との交わりに導き入れてくれます。神はそのような心を求めているのです。ヨハネ4:23:“しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。”
さらに、イエスが天に召される前、神が賜を送るまでエルサレムで待つように弟子たちに指示しました(使徒の働き1章)。これが聖霊の賜です。聖霊は究極の助け主であり聖別してくださる御方です。自己を明け渡し神の導きに従うなら、聖霊が私たちの罪を退け最善に変えられるように助けてくださるのです。“私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません”(ガラテヤ5:16)。
神との交わりを絶ち聖霊の導きを無視して罪に陥るのは、人生を変えてくださる助けをも絶つのです。1テサロニケ5:19ではこのように警告しています:“御霊を消してはなりません。”
聖別・聖化‐霊的に成長する鍵
聖別・聖化は立場と前進の両方の問題です。私たちが聖別されたのはイエス・キリストの救いによってですが、キリストと似た者に変えてくださるために、聖化はキリストを受け入れた人々に生涯続く責任でもあります。日々聖化の道を選び取るとき、あなたの人生は最善となります。聖化を追求するには、欲望を明け渡し聖霊の導きに従いたいと思う心が必要です。聖化のプロセスは即時ではなく時間がかかるのです。新しくキリストを受け入れた人々の聖化のプロセスは、新生児が少しずつ時間をかけて大人に成長するのと同じようです。キリストを信じるすべての人の聖化と希望は、イエス・キリストの来臨のとき完成するのです。
パウロがテサロニケの人々に宛てた書簡:“平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように”(1テサロニケ5:23)。
神をもっと深く知りましょう!